今、読み終わった 『孤宿の人』 宮部みゆき 著
上下巻の文庫です。
ハラハラ・ドキドキ・イライラ・うるうる と様々な感情を掻き立てられた作品でした。
宮部さんが作り出した、架空の「藩」の物語。
徳川十一代将軍、家斉公 の時代。
江戸から元勘定奉行の加賀殿が 妻子三人と部下三人を乱心の上、惨殺した 咎で四国の「丸海藩」へ流されてくることになり、そのことによって引き起こされる様々な事件と関わる人達のお話。
色々な登場人物がいるんだけど、あとがきに児玉清さんが書いてるように、全ての登場人物がその人なりの板挟み状態に苦しみ生きる姿。
あぁ~本当に人は、立場立場で様々な板挟みに喘ぎながら生きているのだなぁ~と実感しました。
小説の中では、生死に関わる板挟みが表現されてますが、私の日常にそんな緊迫した状況は有り得ない。
だけど、私なりの「板挟み」もやっぱりあるんだよね。
以前、何かで読んだ覚えがあるんだけど、人は一瞬、一瞬の選択で生きている。
常に何かを選択して生きている。優柔不断と自分のことを思っている人でも、1秒後の自分を選択して生きてるんだよね。
無意識に選択するのは、己の心次第。
だけど、それだって身体が健康であればこそで、病んでいたら選択の余地なく過ごし方が決められてしまうことだってある。
今、自分が置かれている環境、健康に感謝して生きなきゃ。
なんて、らしくないことを読み終わった時に感じてしまいました。
[4回]
PR