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「ひとりごと:心の思うままに日記」 

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天切り松 闇がたり

今、めっちゃハマってます。

私は、文庫になってからしか読まないので、世間の人達とはかなり遅れてズレての称賛です。

天切り松 闇がたり
第一巻~第四巻
浅田次郎著 集英社文庫

第一巻 闇の花道
第二巻 残 侠
第三巻 初湯千両
第四巻 昭和侠盗伝

大正時代に活躍していた義賊の「目細の安吉」一家の末弟子「天切り松」が現代で語る、昔話。
松蔵が語る、江戸弁の見事なこと。
上手いなぁ~マジ上手い。
私は三代目の江戸っ子なんだけど、正直言って 江戸弁 は喋れない。
父も喋らない。
かろうじて、94歳で亡くなった祖母が時々喋ってたから、全く知らないわけじゃない。
だもんだから、軽快な江戸弁のセリフにワクワクしながら、ちょっと祖母ちゃんを思い出して懐かしくもあったんだ。
それに、お茶の水界隈の地名や、市電(都電)も出てきたりして、地元の光景が脳裏に浮かぶし。
すごい懐かしかったフレーズ 4人 の言い方。
普通は 4人=よにん だよね、だけど江戸弁だと よったり となるんだよね。
祖母ちゃんは、数を数えるのに 一(ひい) 二(ふう) 三(みぃ) 四(よー) って数えてた。
2つづつ数える時、二(にー) 四(しー) 六(ろー) 八(やー) 十(とー) って数えるでしょ?
それを 「ちゅーちゅーたこかいな」 って数えてた。
これは、江戸弁じゃないのかな?

目細の安一家の面々が実に素敵。
親分はもちろん、説教強盗の寅弥 黄不動の栄治 書生常 振袖おこん姉御
松蔵の親分、兄弟(きょうでぇ)分 のキャラが良いんだなぁ~
今日なんて、昼休みにジョナで食事しながら読んでたんだけど、泣きそうになってしまって、どうしよう・・・
って思ったわ。
そうそう、清水の次郎長一家、小政も登場するんだよね。
私の母は次郎長のお姉さんの縁続きになるんだ。
やっぱ、これほど楽しめるってことは、任侠の血かねぇ~
なんちゃって

いや、とにかく面白い。
休みの日だったら、1冊は読み終わっちゃうもんね。
さっき、仕事帰りに第四巻を読み始めたんだけど、もう終わりそう。
あぁ~残念、もっと読みたいのになぁ~ 

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ぼんくら シリーズ

宮部みゆきさんの時代小説シリーズです。

「ぼんくら」上下
「日暮し」上下
「おまえさん」上下

最新刊(文庫)の「おまえさん」上下を一気に読み終わってしまって、頭の中で江戸弁がグルグルしてます。
好きですねぇ~このシリーズは。
捕り物帳なんだけど、途中で笑ってしまったり、泣けてしまったり。
ほんとに、宮部ワールドに引き込まれます。

町方役人のダメ同心 井筒平四郎
平四郎の甥っ子で、絶世の美少年で天才脳を持つ 商家の五男 弓之助
岡っ引きの政五郎の養子で、人間テープレコーダー、聞いたことは全て暗記してしまう超能力の持ち主である おでこ=三太郎
煮物屋のおかみ お徳
そんなこんなな素敵な愛すべきキャラがたくさん登場するお話。
今回の「おまえさん」の中にもまた、素敵な御仁が登場してました。
新人同心、間島信之輔の大叔父(本当はもっと遠い親戚)である 本宮源右衛門

江戸の街並み、におい、音、色、温度 などなど、様々な景色が脳裏に浮かびます。
見たことも聞いたこともないはずなのに、なぜか景色がカラーで浮かんできます。
きっと時代劇で見たシーンが蘇っているんだろうとは思うんだけど、文字を追っていて映像が見える気がするのですよね。
捕り物帳は読んだことが無いという方でも、推理小説や警察小説が好きだったら、また違った味を味わえると思いますよ。
宮部さんの時代物は大好きです。

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学びの園に葬られ

J・D・ロブ 著

前回より、少し早目に出ました イヴ&ローク シリーズ25巻

今回は、イヴが思いっきり焼餅焼くんだな。
ロークの過去の女に焼餅焼いてたら、何トンと餅を焼いても終わりが無いと思うけど?
イヴと知り合ってからは、イヴ一筋なの分かってるのにね。
イヴのコンプレックスからくる焼餅なんだな。
傍から見たら、頭良いし、強いし、スタイル良いし、美人だし って、何でも持ってる人に見えるイヴなのに、根深いコンプレックスがあって、それ故に焼餅焼いちゃう。
可愛いわぁ~ あれ?更に可愛さまで追加された。

このシリーズ、イヴが妊娠したら終わるのかな?

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わたしを離さないで

カズオ・イシグロ 著

先月読んだ本です。
辞任した、松本なんちゃら大臣が辞任会見だか、なんだかよく分からないのをやった時に、突然名前が出てきてビックリしました。
読んだばっかりだったからさ。
でも、会見の内容と本の内容がリンクしなくて、ますます何を言ってるのか言いたいのか???でした。

面白いっちゃー面白いんだけど、続けてこの作家さんの作品を読んでみようとは思いませんでした。
確かに、子供達が出てくるし、子供達を守っているのかもしれないけど、その実は守ってないって話だから、松本さん、どうなん?この内容を引きあいに出して良いのですか?
最終的には、利用するために守ってたわけだからね。
究極の使い捨てってことなんだと思うけど?

SFになるのか?でも、こんな未来社会は嫌だよぉ~

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花咲慎一郎シリーズ

柴田よしき著

『フォー・ディア・ライフ』 1998年単行本
『フォー・ユア・プレジャー』 2000年単行本
『シーセッド・ヒーセッド』 2005年単行本

と、かなり前に刊行された本なので、読んでる方はイッパイいるでしょうね。
私の場合、文庫本しか買わないので、出遅れ、今頃?って本は当然のことです。
にしても、1巻目は 2001年に文庫化されているようなので、かなり出遅れてますね。
なんたって、「柴田よしき」さんを今年になってから知ったのだから、しゃーないやね。
もっと早くに知っていたかったわぁ~と思うけど、今更だし。
本屋さんで、私の目に止まらなかったんだから、どうしようもないわ。

面白くて、一気に読んでいて履歴書書き忘れた本が、これです。

既に文庫化されて時間が経っていることで良いことは、一度に全巻手に入るってことですね。
シリーズ物で、文庫化されるのを待っているシリーズがいつくもあって、ジリジリします。

主人公は、元警察官で現無認可保育園の園長をしていて、保育園の赤字の埋め合わせのために裏の仕事というか、副業として私立探偵をやっている 花咲慎一郎
保育園の場所が、新宿歌舞伎町ということで、自然、水商売の母子家庭が多く、複雑な環境の子供達が預けられている。
とある探偵事務所の下請け仕事を主にやっているんだけど、この仕事がいつも正規の調査員にはやらせられないような、ヤバい内容ばっか。
わずかばかりの収入のために、命をかけることになることもしばしば。
新宿で悪魔と恐れられる、その筋の人に気に入られてるんだか、カモにされてるんだか、4000万円の金を自分の生命保険担保に借りるはめになる。

とにかく、このハナちゃんが可愛い。というか、魅力的ですな。
全然、ダサいんだけど、なんか惹かれる。
元警察官のくせに、ヤバい仕事を引き受けちゃうくらいだから、妙に正義感面して綺麗事を言うわけじゃないんだけど、基本は善人だから、結局とことん悪くなれないし、金も儲からない。
サイドキャラクターもイイ感じで、もっともっと読んでいたくなる。
もう、このシリーズは書かないのかな?
他のシリーズに登場したキャラも出ているので、もう1回読んだ本を確認してみようと思うんだ。

柴田さんの作品は、人情味があってほのぼのする作品が多いのよね。
かと思えば、全く違うのもあるんだけど。
そこが素晴らしいよね。

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