「ひとりごと:心の思うままに日記」
昨夜書きあげたら、何故かエラーになりUP出来なかったんですよね。
もう一回書く気にならず、寝てしまいました。
気を改めて書きます。
北村 薫
最近出会った新しい作家さんです。
北村さんが新人ということではなく、私が初めて知ったというだけのことです。
作品は 『令嬢と女性運転手のシリーズ』 です。
単行本は全三巻で完結しているそうで今、二巻までが文庫化されて、私と出会ったということです。
私は文庫しか買わないので、世間で話題になってたり流行っていたとしても読んでない。
文庫になって初めて知るので、かなり遅れて読むことになります。
このシリーズの第三巻 「鷺と雪」 が、第141回直木賞を受賞したそうです。
そんなことも、全く知らずに手に取りました。
昭和7年春、が第一巻の始まりです。
主人公である上流家庭の令嬢 「花村英子」の「わたし」という一人称でお話が進んで行きます。
「わたし」と彼女の運転手兼お目付役兼ボディーガードである「ベッキーさん」こと、別宮(べっく)みつ子と二人で謎解きして行く短編集みたいです。
英子ちゃんのキャラも可愛くって、とっても魅力的なんだけど、このベッキーさんがなんとも不思議な女性なんです。私のイメージは、宝塚男役トップという感じです。
この時代に女性でありながら、華族の運転手という職につき、武道も達人の域でありそうだし、左脇にホルスターに入れたピストルを隠しもち英子ちゃんを守っている。
頭脳も明晰で、あらゆることに通じている。
まぁ~カッコイイ女性なんですわ。でも、当然これだけのことが出来るのは何故?
運転手になったのは何故?
???と謎だらけの女性です。今、第二巻の途中なんですけど、まだ文庫になっていない、第三巻で謎が解明されるらしいので、メッチャ楽しみです。
完結となっているので、きっと終わりなんでしょうけど、まだ続きが出来そうな終わり方だったら、きっともっとシリーズで読みたいと後引きそうな感じです。
「街の灯」「玻璃の天」「鷺と雪」 の全三巻。
北村さんの他の作品も読んでみたいと、早速思ってしまいました。
まずいよなぁ~
どんどん本が増えていく・・・・