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「ひとりごと:心の思うままに日記」 

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いつもの朝に

ここんとこ暫くの間、本棚の本を読み直してました。
先日、久々に本屋さんに行って、私にとっては新しい作家さんに出会いました。
うーん
ヤバイ!嵌りそうだ。

『いつもの朝に』 上下巻 今邑 彩 著

本屋さんの棚では、以前から見かけていた作家さんだったのですが、何故か手が出なかったんだよね。
でも、今回はいつも読んでるシリーズ物やお馴染の作家さんの新作が出てなくて、つまんないなぁ~
と棚の前を行ったり来たりしてました。
そして、ふと手に取って裏表紙の簡単な内容紹介を読んで、試してみっか・・・
と期待持たずに買いました。
これが、面白かったんだよねぇ~
私って、凄い!って自分で思っちゃいました。
どうして、こう次々と良い作家さんを引き当てるんだろ!とね。
この作品は、ミステリー風味の家族小説&兄弟小説って感じでしょうか。
中学生の年子の兄と弟が主人公。
兄は、成績優秀、スポーツ万能、背が高くて男前。
弟は、兄の真逆という設定。
で、私は、この兄弟の母が好きだ。
こんな母でありたかった。と思ったのでした。
この母のような衝撃的な出来事は、御免こうむりたい、絶対に嫌だけど、にも関わらず・・・
素敵な女性だ。

兄弟の父は、3年前に駅のホームで線路に転落した小学生を救い助けるも、自分は間に合わず電車に轢かれて死んでしまう。
その後、母と兄弟の生活を送っている。
兄=桐人、弟=優太
クリスチャンである母が、桐人=キリスト、優太=ユダ のつもりで名前をつけたのでは?
なんて話もありぃ~の。
カインとアベルありぃ~の。
優太の出生の秘密が表面化して、物語が疾走し始める。

一昨日買った、上下巻さっき読み終わっちゃった。
そして、今日の帰りには彼女の単行本を3冊買ってきてしまった。

おまけで、立ち読みのつもりで手にした オリスタ
あまりのツヨの可愛さに買ってしまった。
たまらん、キラキラの真っ赤なツヨ。
ホントに、毎回違う顔を見せてくれるから全ステ行きたいと思うんだよな。
でも、無理なもんは無理なんだ。

逢いたいよぉ~

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はぁ~満足(*^_^*)

今、読み終わった 『孤宿の人』 宮部みゆき 著
上下巻の文庫です。

ハラハラ・ドキドキ・イライラ・うるうる と様々な感情を掻き立てられた作品でした。

宮部さんが作り出した、架空の「藩」の物語。
徳川十一代将軍、家斉公 の時代。
江戸から元勘定奉行の加賀殿が 妻子三人と部下三人を乱心の上、惨殺した 咎で四国の「丸海藩」へ流されてくることになり、そのことによって引き起こされる様々な事件と関わる人達のお話。
色々な登場人物がいるんだけど、あとがきに児玉清さんが書いてるように、全ての登場人物がその人なりの板挟み状態に苦しみ生きる姿。
あぁ~本当に人は、立場立場で様々な板挟みに喘ぎながら生きているのだなぁ~と実感しました。
小説の中では、生死に関わる板挟みが表現されてますが、私の日常にそんな緊迫した状況は有り得ない。
だけど、私なりの「板挟み」もやっぱりあるんだよね。
以前、何かで読んだ覚えがあるんだけど、人は一瞬、一瞬の選択で生きている。
常に何かを選択して生きている。優柔不断と自分のことを思っている人でも、1秒後の自分を選択して生きてるんだよね。
無意識に選択するのは、己の心次第。
だけど、それだって身体が健康であればこそで、病んでいたら選択の余地なく過ごし方が決められてしまうことだってある。
今、自分が置かれている環境、健康に感謝して生きなきゃ。

なんて、らしくないことを読み終わった時に感じてしまいました。

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気になった一文

今野さんの本を読んでいて、引っかかった一文がありました。
『一般に、日本の女性は、自分の考えをはっきり言わない。相手が気を使ってくれるのを期待し、それが叶わぬときは勝手に不機嫌になるという傾向がある。』
というもの。
なんか納得してしまったんだよね。多いよ、こういうタイプ。
自分の意見を言わないことで、自分では気をつかってるつもりになってるんだよね。
それでいて、自分の思い通りにならないと
「自分だけが気を使ってる」
って不機嫌になる。
自分と意見が違っていたら、「自分はこう思う」って言えばいいのよ。
喧嘩するんじゃなくて、話し合うってことだと思うのよね。
でもね、この傾向って『女性』に限らず、『男性』だってかなり居るよ。
その場では言いたいことを言わず、陰でグズグズ言う。
私は、自分の考えをかなりハッキリ言う方だと思う。
言いたいことを言うのではなく、話し合いの中で自分の意見を言うべきだと思った時には、言う。
というスタンスだけどね。
その場で何も言わず後から、「私は違うと思った」とかって言うくらいなら、後からも何も言うな。っての
言うべきでない空気とか立場とかあるけど、それは場合が違うからね。
だから、どこへ行っても「気が強い」とか「我儘」とか思われるんだよね。
別に気の強い人だけが何かを言うとは思わないんだけど。

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案の定・・・(^^ゞ

「あなたがいれば」 小学館文庫
吉村明美 作 全4巻

マンガです。カウンターの上に乗ってた本を降ろしたら、これが出てきちゃった。
全4巻読んじまったさ・・・
かぐや姫のお話。
吉村さんの作品大好きで、この作品もマジ面白いんだよね。
月の世界で罪を犯し、地球に罰として島流しにあった 「かぐや姫」
改心したとして月に帰って行ったはずなのに、結局改心しておらず、何度も生まれ変わって地球に戻される。
現代の生まれ変わりは 『月形とり子』 という、メッチャ美人でナイスプロポーションの20歳の女子大生。
この、とり子が交通事故に遭い死んでしまう。
ここに突如現れた「月よりの使者」=三船。
三船の言うことには、生き返るためには、最愛の男を探すことだと。
がしかし、とり子は生まれてこのかた、男に惚れたことが無いとう恋愛音痴だった。
じゃぁ、どうする?
平安時代のかぐや姫に無理難題を言われた5人の貴公子達も、現代に生まれ変わっている。
その5人の貴公子の最大の願いを叶えること。がもう一方の条件だった。
その条件を飲む!と宣言して生き返る「とり子」なんだけど、生き返っちゃえばこっちのもん♪
くらいの気でいたら、条件を果たすことができなければ、100歳一気に歳をとって、その後は男を喰って生きる妖怪になってしまうという。
大慌ての「とり子」と巻き込まれた「月よりの使者」のドタバタ恋愛マンガなんだけど、泣けるんだな。
爆笑もするんだけどちょいちょい泣ける。

吉村さんの独特、絶妙の「間」が紙面に表現されるんだ。この「間」が大好きなの。
タッチの作者、あだち充さんにもある「間」なんだけど、私は吉村さんの絵とストーリーと「間」の方が好き。

あーあ、この調子で片づけ終わるんだろうか・・・


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街の灯

昨夜書きあげたら、何故かエラーになりUP出来なかったんですよね。
もう一回書く気にならず、寝てしまいました。
気を改めて書きます。

北村 薫

最近出会った新しい作家さんです。
北村さんが新人ということではなく、私が初めて知ったというだけのことです。
作品は 『令嬢と女性運転手のシリーズ』 です。
単行本は全三巻で完結しているそうで今、二巻までが文庫化されて、私と出会ったということです。
私は文庫しか買わないので、世間で話題になってたり流行っていたとしても読んでない。
文庫になって初めて知るので、かなり遅れて読むことになります。
このシリーズの第三巻 「鷺と雪」 が、第141回直木賞を受賞したそうです。
そんなことも、全く知らずに手に取りました。

昭和7年春、が第一巻の始まりです。
主人公である上流家庭の令嬢 「花村英子」の「わたし」という一人称でお話が進んで行きます。
「わたし」と彼女の運転手兼お目付役兼ボディーガードである「ベッキーさん」こと、別宮(べっく)みつ子と二人で謎解きして行く短編集みたいです。
英子ちゃんのキャラも可愛くって、とっても魅力的なんだけど、このベッキーさんがなんとも不思議な女性なんです。私のイメージは、宝塚男役トップという感じです。
この時代に女性でありながら、華族の運転手という職につき、武道も達人の域でありそうだし、左脇にホルスターに入れたピストルを隠しもち英子ちゃんを守っている。
頭脳も明晰で、あらゆることに通じている。
まぁ~カッコイイ女性なんですわ。でも、当然これだけのことが出来るのは何故?
運転手になったのは何故?
???と謎だらけの女性です。今、第二巻の途中なんですけど、まだ文庫になっていない、第三巻で謎が解明されるらしいので、メッチャ楽しみです。
完結となっているので、きっと終わりなんでしょうけど、まだ続きが出来そうな終わり方だったら、きっともっとシリーズで読みたいと後引きそうな感じです。

「街の灯」「玻璃の天」「鷺と雪」 の全三巻。

北村さんの他の作品も読んでみたいと、早速思ってしまいました。
まずいよなぁ~
どんどん本が増えていく・・・・

 

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